話題のトレッドトーンワークアウト(Tread Tone Workout)とは?やり方・効果・注意点を徹底解説!
2025.11.08
今回は、トレッドトーンワークアウトの「実践方法」を、より分かりやすく、ステップバイステップで解説します。手順を箇条書きにして整理したので、スマホを片手にジムで確認しながら実践していただけますよ。
「これなら私にもできそう!」と思っていただけるよう、優しく丁寧にガイドしますね。体の内側からポカポカ温まる感覚を、ぜひ一緒に味わいましょう!
なぜ「トレッドトーン」が不調改善に最強なのか?
● 「有酸素×筋トレ」の同時進行がカギ
まず、なぜこのワークアウトがこれほどまでに推奨されるのか、その核心に触れておきましょう。
通常、私たちは「有酸素運動(ウォーキングなど)」で脂肪を燃焼させ、「筋トレ」で筋肉を引き締める、という風に時間を分けて行いますよね。
でも、トレッドトーンワークアウトはこれを同時に行う「マルチタスク運動」なんです。
これにより、単に歩くだけの時よりも心拍数が適度に上がり、短時間で全身の血流が爆発的に良くなります。
● 低負荷だからこそ「続けられる」魔法
「筋トレ」と聞くと、重いバーベルを持ち上げるような苦しい姿を想像しませんか?でも安心してください。
トレッドトーンワークアウトで使用するのは、1kg程度の非常に軽いダンベルor自分の体重のみです。
重さで負荷をかけるのではなく、「動き続けること」で筋肉に刺激を与えるのがこのメソッドの特徴。だからこそ、関節への負担が少なく、運動初心者の方や、体力に自信がない方でも怪我のリスクを抑えて安全に取り組めます。
【準備編】安全に行うためのセッティング
マシンの設定と持ち物チェック
・スピード設定:最初は時速2.5km〜3.5kmが目安。「遅すぎるかな?」と感じるくらいでOKです。慣れてきても時速4km程度に留めましょう。
・傾斜設定:基本は傾斜0〜1%(平坦)。下半身を強化したい場合は3〜5%に上げますが、最初は無理せず平坦からスタートです。
・持ち物:1kg程度のダンベル2個(なければ500mlのペットボトルで代用可)。滑りにくい運動靴は必須です。
準備ができたら、まずは手ぶらで1分ほど歩き、マシンのリズムに体を慣らしてください。肩の力を抜いて、深呼吸を3回。リラックスできたらいよいよスタートです!
万が一のための「安全クリップ」
これは絶対にお約束してほしいのですが、トレッドミルについている「緊急停止用のクリップ(セーフティーキー)」を、必ずウェアの裾に挟んでください。
「そんな大げさな…」と思うかもしれませんが、ダンベルを持ってバランスを取る運動なので、ふとした瞬間に足がもつれる可能性があります。クリップをつけていれば、万が一転倒しそうになって後ろに下がった時に、自動でマシンが止まってくれます。
これは、あなたの大切な体を守る命綱。「クリップよし!」と指差し確認をしてから始める癖をつけましょう。この小さな一手間が、心の余裕を生み、よりトレーニングに集中できる環境を作ってくれますよ。
【実践編・上半身】二の腕・肩こり撃退メニュー
基本の「ウォーキング・バイセップスカール」
・STEP 1:両手にダンベルを持ち、手のひらを正面に向けます。
・STEP 2:歩くリズムに合わせて、「1・2」で肘を曲げて持ち上げ、「3・4」でゆっくり下ろします。
・STEP 3:これを3分間繰り返します。
【意識するポイント】
脇を締める: 肘が前後左右に動かないよう、脇腹にピタッと固定しましょう。
反動を使わない: 腕を振る勢いで上げず、じわじわと筋肉を使う感覚を大切に。
呼吸: 持ち上げる時に「フッ」と息を吐きます。
姿勢が整う「ウォーキング・ショルダープレス」
・STEP 1:ダンベルを持った手を、肩の高さ(耳の横あたり)に構えます。手のひらは内側、または正面に向けます。
・STEP 2:歩きながら、両手を天井に向かって「万歳」するように真上に突き上げます。
・STEP 3:ゆっくりと元の肩の位置まで戻します。これを2〜3分繰り返します。
【意識するポイント】
お腹に力を入れる: 腕を上げた時に腰が反らないよう、おへそを背中に引き寄せるイメージで。
肩をすくめない: 首を長く保つように意識し、肩と耳の距離を離す感覚で行いましょう。
目線は遠くへ: 足元を見ず、遠くの景色を見るようにするとバランスが安定します。
【実践編・下半身】冷え性改善・代謝アップメニュー
お尻に効く「インクライン・パワーウォーク」
・STEP 1:マシンの傾斜を3%〜5%に設定します。速度は少し落としても構いません。
・STEP 2:上半身を少し前傾させ(お辞儀をする角度ではなく、足首から頭まで一直線にするイメージ)、大股で歩きます。
・STEP 3:かかとから着地し、お尻の筋肉で地面を後ろに押し出すように意識して歩き続けます。
【意識するポイント】
お尻を触ってみる: 片手でお尻に触れ、硬くなっているか確認すると効果倍増!
手すりは軽く: 手すりを強く握りしめると効果が半減します。バランスを取るために軽く触れる程度にしましょう。
股関節をほぐす「サイド・シャッフル」
・STEP 1:マシンの速度を十分に落とし、手すりを持って右横向きになります。
・STEP 2:膝を軽く曲げ、カニ歩きのように「右足を開く→左足を寄せる」を繰り返します。
・STEP 3:1分行ったら、一度マシンを止めるか安全に方向転換し、左横向きでも同様に行います。
【意識するポイント】
腰を落とす: 重心を低く保つことで、内ももやお尻の横の筋肉に効きます。
足元注意: 足が交差してしまわないよう、常に足幅を肩幅程度にキープしてください。
効果を引き出すための「心と体の整え方」
✓ 「ながら」ではなく「今ここ」に集中する
トレッドトーンワークアウトは、動画を見たり音楽を聴きながらでもできますが、不調改善を目指すなら「マインドフルネス」を取り入れるのがおすすめ。
・足裏の感覚: 足が地面に着く感触、指先で蹴る感覚。
・筋肉の動き: 腕を曲げた時の収縮感、伸ばした時のストレッチ感。
・呼吸の音: 自分の吸う息、吐く息のリズム。
これらに意識を向けるだけで、脳の疲労が和らぎ、自律神経が整います。
✓ 終わった後の「ご褒美ストレッチ」を忘れずに
運動後は、使った筋肉を優しく労りましょう。急に止まると血流が滞ってめまいの原因になることもあります。
ワークアウトの最後は、速度をゆっくり落として2〜3分のクールダウン(ただのウォーキング)を行い、心拍数を落ち着かせます。マシンから降りたら、以下のストレッチを行いましょう。
・ふくらはぎ伸ばし: 壁に手をついてアキレス腱を伸ばす。
・胸開き: 後ろで手を組み、胸を大きく開いて深呼吸。
FAQ(よくある質問)
?
ダンベルがない場合はどうすればいいですか?
✓最初は「素手」や「ペットボトル」で十分です!
無理に道具を揃える必要はありません。握りこぶしを作って力を入れるだけでも筋肉は反応します。
慣れてきてもっと負荷が欲しいと感じたら、500mlのペットボトルに水を入れて持ってみましょう。それで約500gの負荷になります。大切なのは道具ではなく、継続すること。身近なもので工夫して楽しんでくださいね。
?
どんなシューズを選べばいいですか?
✓クッション性と安定性のあるランニングシューズがベストです。
コンバースのような底が平らで硬い靴は、長時間歩くと足裏が疲れてしまうかも。かかとに適度な厚みがあり、衝撃を吸収してくれるクッション性のある靴を選びましょう。
まとめ
いかがでしたか?今回は「トレッドトーンワークアウト」の具体的な実践方法について、ステップバイステップでお伝えしました。
・有酸素×筋トレで効率よく巡りを改善
・1kgのダンベルで無理なく続けられる
・クリップ装着で安全を確保
・自分の体に集中してメンタルもケア
難しく考える必要はありません。「今日はアームカールだけやってみようかな」といった小さな一歩で十分です。その積み重ねが、冷えやだるさを手放し、羽のように軽い体と、晴れやかな心を連れてきてくれます。LIFIX GYMは、あなたの「変わりたい」という気持ちを全力で応援しています。さあ、まずはジムでウォーキングマシンに乗るところから始めてみませんか?

