アブダクションでお尻の横を鍛える|アダクションとの違い・中臀筋への効かせ方・マシンと自重のやり方を解説!

2026.05.23

一般会員さん

一般会員さん
ジムに「アブダクション」ってマシンがあるんですけど、「アダクション」と何が違うんですか?名前が似すぎてていつも混乱してしまって……。
トレーナー
よく混乱されますよ! シンプルに覚えると、アブダクションは「脚を外に開く=お尻の横を鍛える」、アダクションは「脚を内側に閉じる=内ももを鍛える」です。

トレーナー

一般会員さん

一般会員さん
なるほど! ヒップアップしたいなら「アブダクション」をやればいいんですか?
トレーナー
そうです! アブダクションは中臀筋を鍛えてお尻の横のラインを引き締める、ヒップアップに欠かせない種目です。正しい使い方と効かせるコツを今日は全部まとめてお伝えしますね!

トレーナー

アブダクションとアダクションの違い|まずここを押さえよう

● 一文で覚える「アブダクション=外に開く、アダクション=内に閉じる」

ジムでよく混同される2つの種目ですが、動作の方向が真逆です。アブダクションは脚を外側に開く動作で中臀筋・小臀筋を鍛え、アダクションは脚を内側に閉じる動作で内転筋を鍛えます。同じマシンを反対の使い方で行うため、間違えて使ってしまっても気づきにくいのが混乱の原因です。

・アブダクション 脚を外側に「開く」→ 中臀筋・小臀筋→ お尻の横のラインをつくる・ヒップアップ

・アダクション 脚を内側に「閉じる」→ 内転筋→ 内もも・太ももの隙間をつくる

ヒップアップ・お尻の横のラインが気になる方はアブダクション、内もも・太ももの引き締めが目的の方はアダクションを選びましょう。両方を組み合わせることで下半身全体をバランスよく引き締めることができます。

アブダクションで鍛えられる部位

① 中臀筋(ちゅうでんきん)|ヒップアップの最重要筋肉

骨盤と大腿骨をつなぐ筋肉で、脚を外側に開く動作に最も大きく関与します。中臀筋が発達するとお尻の側面にボリュームが生まれ、正面からも横からも丸みのある美しいヒップラインが完成します。

逆に中臀筋が弱いと骨盤が不安定になり、歩行時にお尻が左右に揺れる「トレンデレンブルグ歩行」の原因にもなります。アブダクションはこの中臀筋を最もダイレクトに鍛えられる種目のひとつです。

② 小臀筋(しょうでんきん)|中臀筋の奥にある補助筋

中臀筋の深層に位置する小さな筋肉で、股関節の安定と骨盤の保持に関与します。デスクワークが多い方は小臀筋が硬くなりやすく、股関節の動きが制限されて腰痛につながることも。

アブダクションで小臀筋を鍛えておくことで、股関節の可動域が広がりトレーニング全体のパフォーマンスも向上します。

③ 大腿筋膜張筋(だいたいきんまくちょうきん)|太もも外側の安定筋

骨盤の前部から太ももの外側を通り膝までつながる筋肉で、立つ・歩く動作を安定させる役割を持ちます。アブダクションで鍛えることで太もも外側のラインが引き締まり、横から見たときのシルエットがすっきりします。

また膝関節の安定にも関与するため、ランニングやスポーツのケガ予防にも効果的な筋肉です。

アブダクションの6つの効果

① ヒップラインが引き締まり丸みが出る

中臀筋・小臀筋が発達することでお尻の側面に筋肉のボリュームが生まれ、上に引き上がった丸みのある美しいヒップラインが完成します。

大臀筋(お尻の大部分)を鍛えるスクワットとアブダクションを組み合わせることで、前からも横からも後ろからも美しいお尻に近づけます。

② ウエストのくびれが強調される

お尻の横にボリュームが出ることで、ウエストとヒップのコントラストが生まれます。くびれをつくるためにはウエストを細くするだけでなく、ヒップのボリュームを増やすことも同じくらい重要。

アブダクションはヒップのラインを外側に張り出させることで、視覚的なくびれ効果を高めてくれます。

③ 脚が長く見える・美脚効果

お尻のラインが上に引き上がることで、後ろから見たときにお尻と脚の境界線がくっきりします。ヒップラインが高い位置にあるほど、視覚的に脚が長くスラッと見える効果があります。

パンツやスカートをはいたときのシルエットが変わると感じる方が多いのも、このラインの変化によるものです。

④ 姿勢が改善される・骨盤が安定する

中臀筋・小臀筋は骨盤を支える重要な筋肉です。これらが強化されると骨盤の左右のバランスが整い、片脚立ち・歩行・階段昇降などの日常動作が安定します。

骨盤が安定すると腰椎への余分な負担が減り、慢性的な腰痛の予防・改善にもつながります。

⑤ 基礎代謝がアップして痩せやすくなる

お尻は体の中でも大きな筋肉群が集まる部位。アブダクションでお尻の筋肉を鍛えることで基礎代謝が上がり、日常的なカロリー消費量が増えて痩せやすい体づくりにも貢献します。

ダイエット目的でジムに通っている方にもアブダクションを強くおすすめする理由がここにあります。

⑥ スポーツパフォーマンスの向上・ケガ予防

中臀筋は走る・跳ぶ・方向転換するすべての動作で骨盤を安定させる役割を担います。アブダクションで中臀筋が強化されると、スポーツ中の膝の内側への崩れ(ニーイン)を防ぎ、膝・股関節・足首のケガリスクを大幅に下げることができます。

アスリートから一般の方まで、幅広い目的でアブダクションが活用されています。

マシンアブダクションの正しいやり方とNGフォーム

基本の手順

正しいフォームで行うことが中臀筋への刺激を最大化する絶対条件です。以下の手順を確認してください。

・STEP1 シートに座り、パッドの外側に膝を当てる(太ももの外側がパッドに触れる状態)

・STEP2 レバーを引いて両足が閉じた状態に調整する。足幅はできるだけ狭くスタート

・STEP3 両手でグリップを握り、背中を背もたれにぴったりつけて胸を張る

・STEP4 息を吐きながら膝でパッドを外側に押し開くようにして脚を広げる

・STEP5 開ききったところで1秒キープし、お尻の横(中臀筋)の収縮を意識する

・STEP6 息を吸いながら負荷に耐えながらゆっくりと脚を戻す(完全に閉じる手前で止める)

効果を高める4つのコツ

やり方は正しくても、以下の意識がないと中臀筋への刺激が弱くなります。

・コツ① 背もたれに背中をべったりつける → 背中が浮くとフォームが崩れお尻ではなく太もも外側に逃げてしまいます

・コツ② 脚を完全に閉じる手前で止める → 完全に閉じると筋肉のテンションが抜けて刺激が途切れます

・コツ③ 反動を使わずゆっくりコントロールする → 特に戻す(ネガティブ)動作を2〜3秒かけると中臀筋への刺激が大幅に増えます

・コツ④ 「お尻の横で開く」意識を持つ → 脚全体で押し開くのではなく、お尻の横の筋肉を使って外側に開く感覚を大切に

やりがちなNGフォーム

NGフォームは中臀筋への刺激を減らすだけでなく、股関節・膝への過度な負担にもつながります。

・NG① 背中が背もたれから離れて前傾する → お尻ではなく腰・太もも外側への負荷になります

・NG② 勢いよく反動で開く → 関節への衝撃が増えケガのリスクが高まります

・NG③ 脚を完全に閉じてしまう → その瞬間に負荷が完全に抜けて効果が半減します

・NG④ 重すぎる重量で行う → フォームが崩れて中臀筋ではなく補助筋で動かすことになります

アブダクションのバリエーション5選|自重・チューブ・ケーブル

① ライイングヒップアブダクション(自重)|初心者・自宅向け

床に横向きに寝て、上の脚を外側に開く自重バリエーションです。マシンがない自宅でも中臀筋に確実にアプローチできる、初心者に最もおすすめの入門種目です。

動作シンプルで腰への負担も少なく、ウォームアップとしても活用できます。

・床に横向きに寝て両膝を伸ばす

・上の脚をつま先を正面に向けたまま真横に開く

・上体が前後に倒れないよう体幹を固定する

・左右それぞれ15〜20回 × 3セット

② スタンディングヒップアブダクション(自重)|バランス強化も同時に

立った状態で片脚を横に開く自重バリエーションです。体を支える軸脚にも中臀筋が働くため、両脚同時に鍛えられるうえバランス能力も向上します。

上体が横に傾かないよう体幹をしっかり固定することが最重要ポイントです。

・背筋を伸ばして立ち、両手を腰に当てる

・片脚のつま先を正面に向けたまま真横にゆっくり開く

・上体が傾かないよう体幹を固定し続ける

・左右それぞれ15回 × 3セット

③ チューブ・ライイングヒップアブダクション|自宅で負荷を増やしたい方に

足首にトレーニングチューブを引っ掛けて横向きに寝て行うバリエーションです。チューブの抵抗が加わることで自重より高い負荷がかかり、中臀筋への刺激が格段に増えます。

チューブがたるまないよう常に張りを保つことが効果を高めるポイントです。

④ チューブ・スタンディングヒップアブダクション|中級者向けの立位バリエーション

立った状態で足首にチューブを引っ掛けて横に開くバリエーションです。軸脚の中臀筋・体幹への同時刺激が高く、スポーツパフォーマンス向上にも効果的な種目です。

バランスが不安定な場合は壁や椅子に手を添えながら行いましょう。

⑤ ケーブル・スタンディングヒップアブダクション|ジムで最も高い負荷をかけられる

ケーブルマシンの滑車を最下部にセットし、アタッチメントを足首につけて立位で脚を横に開くバリエーションです。ケーブルの定常的な負荷が動作全域にかかるため、マシンアブダクションに匹敵する高い刺激を中臀筋に与えられます。

ケーブルが常に張った状態を保ちながら行うことが最重要ポイントです。

回数・重量・頻度の目安|目的別プログラム

目的別の回数・セット数の目安

フォームが崩れない範囲で最大の刺激を与えることが最優先です。重量よりもネガティブ動作(戻す動き)のコントロールを意識しましょう。

・引き締め・ヒップアップ目的 → 15〜20回 × 3セット(インターバル45〜60秒)

・筋肥大・中臀筋のボリュームアップ目的 → 10〜12回 × 3〜4セット(インターバル60〜90秒)

・ウォームアップ・骨盤安定目的 → 15〜20回 × 2セット(軽めの重量でスクワット前に行う)

アブダクションと組み合わせたい種目

アブダクション単体よりも以下の種目と組み合わせることで、下半身・お尻全体をバランスよく鍛えられます。

・スクワット・ブルガリアンスクワット(大臀筋・大腿四頭筋)——お尻の大部分を鍛えてヒップアップ効果を最大化

・ヒップスラスト・デッドリフト(大臀筋・ハムストリングス)——お尻全体の厚みとボリュームを同時に強化

・アダクション(内転筋)——アブダクションとセットで行うことで下半身の筋肉バランスを整える

よくある質問

Q.
アブダクションはお尻の横に効いてる感じがしません。どうすれば改善できますか?

最も多い原因は「背中が背もたれから離れて前傾している」「重量が重すぎる」のいずれかです。まず重量を落として背中を背もたれにべったりつけた状態で動作を確認しましょう。また「脚全体で押し開く」ではなく「お尻の横の筋肉(中臀筋)で外側に押し開く」という意識の切り替えが重要です。開ききったところで1〜2秒キープしてお尻の横の収縮を確認する習慣をつけると効いている感覚がつかみやすくなります。

Q.
アブダクションとアダクション、どちらを先にやるべきですか?

どちらが先でも構いませんが、スクワットやブルガリアンスクワットなど大きな種目の前にアブダクションを行うと中臀筋が活性化されて主要種目でのフォームが安定しやすくなります。ウォームアップとして軽い重量でアブダクションを10〜15回行ってから大きな種目に移る「アクティベーション」の使い方も効果的です。アブダクションとアダクションは同じ日にセットで行うとバランスよく内外を刺激できます。

Q.
アブダクションは毎日やっても大丈夫ですか?

中臀筋・小臀筋は比較的小さな筋肉のため、軽い自重のライイングアブダクションであれば毎日行っても問題ない場合がほとんどです。ただしマシンを使った高負荷のアブダクションの場合は筋肉の回復に24〜48時間が必要なため、週3〜4回を目安に休養日を設けることをおすすめします。筋肉痛が残っている状態での追加トレーニングは回復の妨げになるため注意しましょう。

Q.
アブダクションで股関節が痛くなります。続けても大丈夫ですか?

痛みがある場合はすぐに中止してください。股関節の痛みの原因として、重量が重すぎる・可動域を超えて無理に開こうとしている・股関節の柔軟性が不足しているなどが考えられます。まず重量を落としてフォームを見直し、それでも痛みが続く場合はトレーナーまたは医師に相談することをおすすめします。股関節まわりのストレッチを事前に行うことで可動域が広がり、痛みが出にくくなる場合があります。

Q.
LIFIX GYMでアブダクションのフォームを見てもらえますか?

はい、もちろんです! 体験パーソナル(現在キャンペーン中1,000円・通常3,500円)では、アブダクションを含む下半身トレーニングのフォームチェックや、ヒップアップ・引き締めを目的とした最適なメニュー提案を行っています。「お尻の横に効いている感覚がない」「どの重量から始めればいいか分からない」というお悩みも一度トレーナーに見てもらうことで解決することが多いです。予約不要・スタッフ在籍時間(9:30〜21:00)内にお気軽にお越しください。

料金・プランはこちらの料金ページからご確認いただけます。

まとめ

アブダクションは「脚を外側に開く動作」で中臀筋・小臀筋を鍛え、ヒップアップ・くびれ強調・美脚・姿勢改善・基礎代謝アップと女性に嬉しい効果が盛りだくさんの種目です。アダクション(内側に閉じる)との違いを理解して、目的に合った方を正しく使い分けましょう。

マシンで行う際は「背中を背もたれにべったりつける」「脚を完全に閉じる手前で止める」「反動を使わずネガティブ動作をゆっくりコントロールする」この3点が中臀筋への刺激を最大化するカギです。

スクワット・ヒップスラストとアブダクションを組み合わせることで、お尻全体を360度バランスよく鍛える最強の下半身プログラムが完成します。フォームに不安がある方はぜひLIFIX GYMの体験パーソナルでトレーナーに確認してもらってください。現在キャンペーン中で1,000円(通常3,500円)・入会金0円でスタートできます(〜2026年6月30日)。

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