
筋トレを3セットから5セットに増やしたものの、「ここまでやる意味はある?」「5セットはやり過ぎ?」と迷うことがあります。4〜5セット目になると回数が落ちるため、続けるべきか判断しにくいところです。
1種目5セットという数字だけで、やり過ぎとは決まりません。見るべきなのは、同じ筋肉を1週間で何セット鍛えているか、4〜5セット目でも予定した回数帯とフォームを保てているかです。ウォームアップを含めて「5セット」と数えている場合も、本番セットとは分けて考えます。
この記事では、5セットを続けてよいケース、4セットで終えた方がよいケース、3セットから増やすときの進め方まで具体的に整理します。
筋トレ5セットは「何を5セットやるか」で負荷が大きく変わる
最初に整理したいのは、「5セット」という数字の中身です。ベンチプレスだけを5セット行う場合と、胸の種目を3つ選び、それぞれ5セット行う場合ではトレーニング量が大きく違います。
5セットが多いか迷ったら最初に見る3点
・ウォームアップではなく、本番セットを何セット行っているか
・一つの種目だけ5セットなのか、複数種目を5セットずつ行っているのか
・同じ筋肉を週に何回トレーニングしているか
ウォームアップを含めず、本番で行ったセット数を数える
たとえばベンチプレスで、軽い重量を使ったウォームアップを2セット行い、その後に本番重量で3セット行ったとします。
ジムでは合計5セット動いていますが、トレーニング量を考えるときは本番の3セットを中心に見る方が整理しやすくなります。
軽い重量で身体を動かす準備をしたセットまで、本番セットと同じ1セットとして数えると、自分が実際にどれだけ負荷をかけたのか分かりにくくなります。
5回×5セットと10回×5セットでは、使う重量と総反復回数が変わる
同じ5セットでも、5回ずつ行う場合は合計25回、10回ずつなら合計50回です。通常は5回で行う方が重い重量を使うため、数字だけを見て「どちらも5セットだから同じ」とは考えません。
たとえば重めのベンチプレスを5回×5セット行う日と、サイドレイズを12回前後×5セット行う日では、身体への負荷のかかり方も違います。
「5セット」という数字だけでなく、種目・重量・回数までセットで見てください。
1種目5セットが多いかは、同じ筋肉の1週間合計で決める
1回のトレーニングだけを見ると5セットでも、同じ筋肉を週に何回鍛えるかで合計は変わります。筋肥大を目的とする場合は、1種目のセット数だけでなく、同じ筋肉へ1週間でどれくらいのセットが入っているかまで見た方が判断しやすくなります。
ベンチプレス5セットを週1回なら胸5セット、週3回なら15セットになる
ベンチプレスを本番5セット行う場合、週1回なら胸への直接的なセットは週5セットです。同じ内容を週3回行えば、ベンチプレスだけで週15セットになります。
近年の研究では、週間セット数が増えるほど筋肥大や筋力の伸びも大きくなる傾向がある一方、セットを追加するほど上乗せされる効果は徐々に小さくなることが示されています。
つまり「5セットだから多い」のではなく、その5セットを1週間で何回繰り返しているかまで見る必要があります。
ベンチプレス5セット+インクライン5セットなら胸は10セットになり、三頭筋や肩にも負荷が重なる
胸の日にベンチプレス5セットだけを行うのと、ベンチプレス5セットにインクラインプレス5セットを加えるのでは、同じ「5セットやっている」という感覚でも内容が違います。
後者では胸に対する直接的なセットが合計10セットになります。さらにプレス種目では上腕三頭筋や肩の前側も補助的に使います。
最新のセット数研究でも、狙う筋肉を直接使うセットと、別種目で補助的に使うセットを分けて考える重要性が示されています。腕や肩の種目を別に多く入れている人は、胸だけのセット数を見るより全体を合わせて判断した方が実際の疲労と合いやすくなります。
5セット目まで行うかは、4〜5セット目の回数とフォームを見る
実際のトレーニング中に5セット目まで続けるか迷ったら、セット数そのものより後半の動きを見ます。疲れて回数が少し落ちることと、フォームが大きく崩れることは分けて考えます。
予定した回数帯を保ち、フォームも崩れていなければ5セット目まで行える
たとえば8〜12回を目安にしていて、同じ重量で12回、11回、10回、9回、8回と進み、最後まで同じフォームで動けているなら、後半に回数が落ちたことだけを理由に5セット目を削る必要はありません。
セットを重ねれば疲労するため、1セット目と5セット目の回数が完全に同じにならないことはあります。
見るべきなのは、決めた回数帯を大きく外れていないか、反動や可動域の短縮で無理に回数を作っていないかです。
4〜5セット目だけ急に回数が落ちるなら、セット数を減らす前にインターバルをそろえる
1セット目は10回できるのに、4セット目で5回程度まで急に落ちる場合、5セットという量だけでなく休憩時間も見ます。
セット間の休憩が短いほど次のセットで回数を保ちにくくなります。筋肥大を目的とした研究では、60秒以下より長めに休んだ方が有利になる可能性があり、90秒を超える範囲では差が小さくなる傾向も報告されています。
まず毎セットの休憩時間をそろえます。高重量のスクワットやベンチプレスなどでは2〜3分程度取り、単関節種目でも後半の回数が大きく落ちるなら休憩を少し延ばして比べてみます。
休憩条件をそろえても後半だけ大きく崩れるなら、5セットから4セットへ減らす判断がしやすくなります。
4セット目でフォームや可動域が大きく崩れた日は、4セットで終える
回数だけでなく、動きそのものが変わってきたら区切りにします。
・反動を使わないと持ち上がらない
・1〜3セット目より可動域が明らかに短くなる
・狙っている筋肉より別の部位ばかり疲れる
・次の種目まで大きく影響するほど疲れている
この状態で「5セットと決めたから」と回数だけ合わせるより、その日は4セットで終え、次回の重量・回数・休憩を調整した方が比較しやすくなります。
3セットから増やすなら、まず1種目だけ4セットにする
今まで3セットだった人が5セットへ増やしたい場合、全種目を一度に5セットへ変える必要はありません。まず一つの種目だけ1セット追加すると、増やした分が自分に合っているか判断しやすくなります。
3セットで重量や回数が伸びている間は、そのまま続ける
現在3セットで、前回より1回多くできた、同じ回数で少し重い重量を扱えたなど、記録が伸びているなら、セット数を増やすことだけを進歩にする必要はありません。
研究でも、1セット・3セット・5セットはいずれも筋力や筋肥大につながっており、セット数を増やすほどすべての結果が比例して大きくなるわけではありません。
3セットで順調に記録が伸びているなら、まず同じ条件で続ける方が変化を追いやすくなります。
4セットへ増やしたら、次回の回数と回復を見て5セット目を足す
たとえば胸の日に、これまでベンチプレス3セット、インクラインプレス3セット、フライ3セットを行っていたとします。
いきなりすべて5セットへ増やすと、合計9セットから15セットへ一度に増えます。最初はベンチプレスだけ4セットにして、合計10セットにする方が変化を確認しやすくなります。
次回も予定していた重量・回数をこなせて、他の種目まで大きく落ちていなければ、その4セットは続けられます。その後、必要に応じて5セット目を試します。
3セットから増やすときは「3→5」ではなく、「3→4→5」と1セットずつ増やすと判断しやすくなります。
LIFIX GYMでは、各トレーニングマシンのQRコードから使用方法の動画を確認でき、公式FAQでは3階カウンターのトレーナーにマシンの使い方を確認できることも案内しています。
セット数を増やす前に、今の重量で同じフォームを保てているかを確認してから記録を比べてみてください。
まとめ|筋トレ5セットは、週の総セット数と後半セットの質で決める
筋トレを5セット行うこと自体で、すぐに「やり過ぎ」と判断する必要はありません。1種目だけの5セットなのか、複数種目を5セットずつ行っているのか、同じ筋肉を週何回鍛えているのかでトレーニング量は変わります。
さらに、5セット目まで続けるかは、4〜5セット目の回数とフォームを見ると判断しやすくなります。
・セット数の数え方:ウォームアップと本番セットを分ける
・1種目5セット:同じ筋肉の週間セット数まで見る
・5セット目の判断:予定した回数帯とフォームを保てているかを見る
・後半だけ回数が急落する:セット数を減らす前に休憩時間をそろえる
・3セットから増やす:まず1種目だけ4セットにして、次回の記録を比べる
次のトレーニングでは、「今日は5セットやる」と先に決めるより、4セット目を終えた時点で回数・フォーム・休憩時間を見てください。そこで動きが安定していれば5セット目へ進み、大きく崩れているなら4セットで区切ると、自分のトレーニング量を調整しやすくなります。


ACCESS|当店へのアクセス
近鉄・大阪メトロ
・日本橋駅から徒歩5分
・大阪メトロなんば駅から徒歩20分
住所 〒542-0082 大阪市中央区島之内2-17-13
TEL 06-6227-8844
営業時間 24時間営業(スタッフアワー 9:30〜21:00)
定休日 不定休