腕立て伏せは何回から?初心者向けの回数の目安と、ベンチプレスに進む判断基準

2026.10.21

腕立て伏せは何回から?初心者向けの回数の目安と、ベンチプレスに進む判断基準

腕立て伏せは、何回できたら「できている」と言えるのでしょうか。周りと比べて回数が少なく感じて、不安になる方も多いのではないでしょうか。大丈夫、最初はみんな同じです!

初心者の回数の目安は、フォームを崩さずにできる回数を1セットとして、2〜3セット行うことです。10回や30回といった数字は目標のひとつにすぎません。まずは、胸をしっかり下ろして、体を一直線に保てる回数を基準にします。

この記事では、回数の決め方、できないときの段階の踏み方、頻度の考え方、そしてジムのベンチプレスなどへ進む判断基準までを順番に解説します。一緒に確認していきましょう!

初心者の回数は、フォームを保てる回数を2〜3セットから始める

結論から言うと、初心者が最初に決めるのは「何回やるか」より「何回までなら形を保てるか」です。数字だけを追いかけると、腰が落ちたり胸が下がりきらなかったりして、狙った動きから離れてしまいます。

まずは「きれいにできる回数」を数える

最初の1セットは、あと1〜2回できそうな余力を残して止めます。たとえば8回目でフォームが崩れそうなら、7回で止めるイメージです。この回数が、いまのあなたの出発点になります。

出発点が3回でも5回でも問題ありません。ここから少しずつ増やしていけば大丈夫です!

セット数と休憩の目安

セット数は2〜3セット、セット間の休憩は1〜2分が目安です。休憩が短すぎると2セット目でフォームが崩れやすく、長すぎると体が冷えて動き出しにくくなります。呼吸が整って次のセットに入れる程度を基準にしてください。個人差があるため、調整しながら進めましょう。

1回として数えてよいかのチェック項目

・胸が床に近づくところまで(拳1個分ほどの高さまで)下がっている

・頭からかかとまでが一直線になっている

・肘が体から開きすぎていない

・息を止めずに動けている

ひとつでも崩れたら、その1回は数えずにセットを終えます。回数が減っても、質を優先するほうが次につながります。

フォームは、頭からかかとまで一直線にして5手順で確認する

回数を増やす前に、まずフォームを整えましょう。基本の動きは5つの手順に分けると覚えやすくなります。ここさえ押さえれば、ぐっとやりやすくなります!

1

手を置く位置を決める

手は肩幅よりやや広めに置き、指先は前に向けます。手首が肩の真下か、少し前にくる位置が目安です。

2

体を一直線にする

足は腰幅ほどに開き、お腹とお尻に軽く力を入れます。頭・背中・お尻・かかとが一直線になるよう意識します。

3

肘を曲げて2〜3秒かけて下ろす

息を吸いながら、肘を体から斜め後ろに向けて曲げていきます。肘を真横に開きすぎると肩に負担がかかりやすいため、体から少し離れる程度が目安です。

4

胸を床に近づけて止める

胸が床に近づくところ(拳1個分ほど)まで下ろします。深く下ろせない場合は、形を保てる範囲で構いません。

5

息を吐きながら押し戻す

床を押すイメージで、元の位置まで戻します。肘を伸ばし切ってロックせず、少し余裕を残すと関節への負担を抑えやすくなります。

よくあるつまずき:腰が落ちる・首がすくむ

腰が落ちるときは、お腹とお尻の力が抜けているサインです。回数を減らして、一直線を保つことを優先しましょう。

顔だけ先に床へ近づいて首がすくむ場合は、視線を手の少し前に置くと頭の位置が安定しやすくなります。

1回もできないときは、壁・斜め・膝つきの順に段階を踏む

通常の腕立て伏せは、体重のかなりの部分を腕と胸で支える種目です。最初は難しく感じて当然なので、負荷の軽いやり方から段階を踏んでいきましょう。

段階1:壁腕立て伏せ

壁に手をつき、体を斜めにして行います。体を壁から遠ざけるほど負荷は上がります。フォームを保ったまま10〜15回を2〜3セットできたら、次の段階の目安です。

段階2:斜め腕立て伏せ

机やベンチなど安定した台に手をつきます。台が高いほど軽く、低いほど通常の腕立て伏せに近づきます。高い台から始めて、少しずつ低い台へ移ります。台が動かないことはしっかり先に確かめてください。

段階3:膝つき腕立て伏せ

床に膝をつき、膝から頭までを一直線にして行います。お尻だけが後ろに引けていないかを確認しましょう。この形で10回前後を2〜3セットできたら、通常の腕立て伏せに挑戦してみてください!

通常の形で数回だけできる場合は、3〜5秒かけて下ろし、戻るときは膝をついて構いません。ゆっくり下ろす練習が、次の一歩につながります。

10回を超えたら、回数を増やす前にテンポと足の高さで調整する

「毎日30回」のように回数を積み上げる方法もありますが、同じ形で回数だけ増やすと時間がかかり、後半はフォームが雑になりやすくなります。10回前後が安定してきたら、別の方法で負荷を調整してみましょう。

下ろすテンポをゆっくりにする

下ろす動作に3秒かけるだけで、同じ回数でも負荷の感じ方が変わります。胸の下で1秒止めると、反動を使いにくくなります。

足を台にのせて傾斜をつける

足を低い台にのせると、体重がかかる位置が変わって負荷が上がりやすくなります。ただし、肩への負担も増えやすいため、台の高さは少しずつ上げてください。

このように負荷を少しずつ上げていく考え方は、プログレッシブオーバーロードの記事でも詳しく確認できます。

回数の上げ方の目安

ひとつの目安として、2〜3セットともフォームを保ったまま12〜15回できたら、テンポや傾斜を変えて回数を一度戻します。数字は個人差があるため、フォームが崩れないかを最優先にしてください。伸びを感じられると、続けるのも楽しくなります!

頻度は毎日にこだわらず、週2〜3回で休む日をはさむ

結論として、初心者は週2〜3回、1日おきくらいを目安にすると続けやすくなります。毎日行う方法もありますが、疲れが残ったまま行うとフォームが崩れやすくなるため、体の状態を見ながら決めましょう。

毎日やってもよいのか

回数を少なめにして毎日行う人もいます。ただ、肩や手首、肘に違和感が出やすい人は、休む日をつくるほうが安心です。違和感が続くときは回数を減らすか、休みましょう。

続けやすくする工夫

「歯みがきのあと」「お風呂の前」のように、すでにある習慣の直後に置くと忘れにくくなります。1日おきの曜日を決めておくのもおすすめです。まずは今週の1回目から始めてみましょう!

物足りなくなったら、ジムのベンチプレスやマシンで負荷を調整する

自重の腕立て伏せは、負荷の細かい調整が難しい種目です。物足りなくなったら、ジムで重量を選べる種目に移るのもひとつの方法です。

腕立て伏せとベンチプレスの違い

どちらも、胸の大胸筋、肩の前側、二の腕の裏側を使う種目です。違いは負荷の決め方で、腕立て伏せは自分の体重と体の角度、ベンチプレスはバーに付けた重量で調整します。

ベンチプレスのフォームや始め方は、ベンチプレスのやり方の記事で順番に解説しています。

まずはマシンから試す選択もある

チェストプレスなどのマシンは、動く軌道が決まっているため、動きを覚えやすい種目です。ダンベルを使った別の胸の種目に興味がある場合は、ダンベルフライのやり方の記事も参考になります。

ジムへ進む目安

通常の腕立て伏せを、フォームを保ったまま15回前後で2〜3セット行えて、余裕が残るようになってきたら、ジムの種目を試すひとつの目安になります。これは一般的な目安で、個人差があります。無理のないペースで進めましょう!

フォームや重量に不安があるときは

ジムでの重量の選び方やフォームに不安がある場合は、トレーナーに確認しながら進める方法もあります。LIFIX GYMでは、パーソナルトレーニングもご案内しています。詳しくはパーソナルトレーニングのページをご覧ください。

手首・肩・腰が痛いときは中止し、フォームと環境を見直す

腕立て伏せで痛みが出る場合は、無理に続けず、いったん止めてフォームを見直しましょう。

痛む場所ごとの見直しポイント

手首が痛むときは、手首の角度が深すぎないか、床が硬すぎないかを確認します。マットを敷く、拳やプッシュアップバーで手首を真っすぐに保つ方法もあります。

肩が痛むときは、肘が真横に開きすぎていないかを見直します。腰が痛むときは、お腹の力が抜けて腰が反っていないかを確認し、膝つきに戻して様子を見てください。

中止の目安

・鋭い痛みやしびれがある

・めまいや気分の悪さを感じる

・痛みが翌日以降も続く

・持病や過去のケガがあり、動かすことに不安がある

これらに当てはまるときは、運動を中止して、必要に応じて医療機関や医師に相談してください。持病がある方や不安がある方は、始める前に医師やトレーナーへ相談すると安心です。

腕立て伏せの回数についてよくある質問

Q.腕立て伏せは1日に何回やればいいですか?

初心者は、フォームを保てる回数を2〜3セット行うのが目安です。最初は3〜5回でも構いません。回数は日によって変わるので、その日の体調に合わせて調整してください。

Q.筋力に自信がなくても始められますか?

始められます。壁腕立て伏せや斜め腕立て伏せなど、軽い段階から行えます。回数は他の人と比べず、自分のフォームが保てるかを基準にしましょう。

Q.腕立て伏せだけで胸の種目は足りますか?

目的によって変わります。腕立て伏せは大胸筋を使う種目なので、運動習慣の入口としては取り入れやすい方法です。負荷が足りなくなったと感じたら、傾斜やテンポを調整するか、ジムの種目を検討してください。

Q.胸より二の腕ばかり疲れるのはなぜですか?

肘が体に近すぎたり、手幅が狭すぎたりすると、二の腕の裏側が先に疲れやすくなります。手幅を肩幅よりやや広めにして、肘を体から少し離すと、胸を使いやすくなる場合があります。

まとめ|腕立て伏せの回数は、フォームを保てる数を2〜3セットから増やす

腕立て伏せの回数は、周りとの比較ではなく、自分がフォームを保てる回数を基準に決めましょう。少ない回数から始めても、まったく問題ありません!

・回数の目安:フォームを保てる回数を2〜3セット、休憩は1〜2分

・できないとき:壁、斜め、膝つきの順に段階を踏む

・負荷の上げ方:回数だけでなく、テンポや傾斜も使って調整する

・頻度:週2〜3回を目安に、休む日をはさむ

・次の一歩:余裕が出てきたら、ベンチプレスやマシンも検討する

まずは今日、壁か膝つきで3回だけ、ゆっくり下ろしてみましょう。その一歩が、運動を続ける土台になります。

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